ビットマップ画像
LinkCAD はラスター画像(ビットマップ)をインポートし、マスクレイアウトや CAD 変換に適したベクターポリゴンジオメトリへ変換できます。また、任意のレイアウトをビットマップ画像として書き出すこともできます。
形式の概要
| プロパティ | 値 |
|---|---|
| 拡張子 | .bmp, .png, .jpg, .jpeg, .tif, .tiff |
| エンコーディング | バイナリ(各種) |
| インポート | ✓ |
| エクスポート | ✓ |
| ライセンス | Basic |
仕組み
ビットマップインポートはラスター画像をトレースしてベクターポリゴンを生成します。
- 画像をしきい値処理して前景と背景を分離します
- 輪郭トレースでポリゴン境界を抽出します
- トレース結果からポリゴンを生成します
- 指定した DPI と単位に基づいて座標をスケーリングします
インポートオプション
| オプション | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
| DPI | ソース画像の解像度 | 300 |
| 単位 | ターゲット座標単位 | ミクロン |
| しきい値 | 白黒分離の明るさしきい値 | 128 |
エクスポート
LinkCAD は任意のレイアウトをラスター画像としてレンダリングできます。対応する出力形式は次のとおりです。
| 形式 | 拡張子 | 備考 |
|---|---|---|
| PNG | .png | 可逆圧縮。マスク画像に推奨 |
| TIFF | .tiff | 可逆圧縮。EDA ツールで広く使用 |
| JPEG | .jpg | 非可逆圧縮。小容量だがバイナリマスクには非推奨 |
エクスポートオプション
| オプション | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
| 解像度 | ミクロン(または指定単位)あたりのピクセル数 | 100 |
| アンチエイリアス | ポリゴン境界を滑らかに描画 | オフ |
| 色空間 | パレット、グレースケール、RGB | パレット |
一般的なワークフロー
Bitmap → GDSII
スキャンしたマスク画像やビットマップアートワークを GDSII レイアウトデータに変換します。
GDSII → PNG
IC マスクレイアウトを高解像度 PNG 画像として出力し、ドキュメントやレビューに利用します。
技術メモ
- ベクター化処理は、高コントラストの白黒画像で最も良く機能します
- ぼやけた境界やアンチエイリアスはノイズの多いポリゴン境界を生むことがあります
- 非常に大きな画像では多くのメモリと処理時間が必要になる場合があります
CLI / コマンドファイルオプション
これらのオプションキーは、コマンドラインまたはコマンドファイルで使用できます。
インポート
| キー | 型 | 説明 |
|---|---|---|
RasterInScalingUnits | int | スケーリング単位列挙値(単位を参照) |
RasterInScalingValue | float | スケーリング値 |
RasterInScalingValueY | float | Y 軸スケーリング値(非正方形ピクセル) |
RasterInGrayLevels | int | ベクター化に使用するグレーレベル数 |
RasterInKeepWhite | flag | 白いピクセルを形状として保持 |
RasterInMergeType | int | マージモード — 0=なし、1=水平、2=隣接するすべて |
エクスポート
| キー | 型 | 説明 |
|---|---|---|
RasterOutScalingUnits | int | スケーリング単位列挙値(単位を参照) |
RasterOutScalingValue | float | X 方向の単位あたりピクセル数 |
RasterOutYScalingValue | float | Y 方向の単位あたりピクセル数 |
RasterOutAntiAliasing | flag | アンチエイリアスを有効化 |
RasterOutColorSpace | int | 色空間 — 0=palette, 1=grayscale, 2=RGB |
RasterInProcessing | int | 処理モード — 0=50% しきい値、1=ディザー、2=グレーレベル分割 |